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清張作品 に初めて触れたのは、この 「 点と線 」 であった。まだ10代の頃である。 読み始めると、余りの面白さに徹夜で読了してしまった。こんな面白い 探偵小説 ≠り・・・が、その時率直に感じたことです。 当時、探偵小説といえば、江戸川乱歩 を筆頭に、横溝正史、大下宇蛇児、島田一男、海野十三 あたりが殆どで、娯楽はラジオで聞く野球の実況放送と読書ぐらい・・・暇な時はよく探偵小説を楽しみました。特に成人向けに書かれた 乱歩 の妖艶の世界は、わくわくしながら隠れて読んだものです。 清張さんの 「 点と線 」 は貸し本屋さんで借りて読んだのですが、これ以後の作品・・・ 「 目の壁 」 「 ゼロの焦点 」 「 青い描点 」 などを皮切りに、殆ど全作品は出版されるのを待ち構えて、初版本で読みました。 清張作品 は 政治、経済、象牙の塔(大学、医学界)、時代小説、古代史、と非常に多岐に亘っており、知的でロマンに満ち、リアル感溢れるストーリー展開は、当時の若者を惹きつけ又、探偵小説には無縁だった、多くの若いインテリ女性ファン層をも獲得したのです。 尚、< 社会派ミステリー > という言葉は清張さんによって作られたものです。 点 と 線 九州で男女の死体が発見される。同じ薬を飲んでおり心中と断定される。この心中に疑問を抱く、警視庁刑事 三原紀一 ・・・九州に着いた 三原 は所轄署の刑事 鳥飼重太郎 と会う。彼もこの事件に疑問を抱くベテラン刑事だ。 東京駅で、この心中をした2人が夜行特急 <あさかぜ> に乗り込むところを目撃されていた。 東京駅13番線ホームから15番線が見渡せる4分間 ≠ェ捜査陣の前に大きく立ちはだかる。 犯人であると確信する男には、犯行時刻、北海道にいた≠ニいう鉄壁なアリバイが捜査を阻む。 この2つのトリックを崩すべく、三原と鳥飼は靴底を磨り減らしながら、地取り捜査に明け暮れる。 時刻表を使ったアリバイは英国の クロフツ 「 樽 」 が有名で、ぼくは 「 点と線 」 以前に読んでいたが、リアル感溢れる 「 点と線 」 は 「 樽 」 以上の高い評価を得ている。 「 点と線 」 は昭和33年、光文社から刊行され、一躍日本に推理小説ブームという社会現象をひきおこした。この頃の 清張さん はまったくの無名で、「 点と線 」 が月刊誌 < 旅 > に連載された時はほとんど注目を得なかった。この小説が陽の目をみるのは単行本になってからである。 清張さんは、「 現代官僚論 」 の中でこのように書いています。≪ 贈収賄が発覚しそうになった場合、その事件に関わる、業者と高級官僚の仲立ちをするのは本省の、課長、課長補佐クラスが殆どである。そこで捜査の根を絶つために、鍵を握る課長、若しくは課長補佐は上司から 「 善処をしてくれよ。家族の面倒は省のほうで看させてもらうから 」 と頼まれる。彼らは命を絶つことを余儀なくされ・・・ ≫ 黒い日本の闇は深く潜行して、そこには戦慄の世界が・・・ 本省の課長、課長補佐 (ノンキャリ ) クラスは、ほぼ全員が私大出で、部長以上になるには・・・この現実は今も同じです。 |
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点と線と砂の器【古典映画@映画今昔 】
点と線は時刻表 砂の器も国鉄の駅点と線のテレビドラマは久しぶりにすごくよく出来たエンタメでありサスペンスドラマでした料亭「小雪」の女中2人と、東京駅の13番線プラットフォームで見送られていた機械工具商会を経営する安田辰郎。この3人は、向かいの15番... ...続きを見る |
点と線と砂の器【古典映画@映画今昔 】 2007/12/06 21:45 |
フレーズ
こんにちは。4分間は崩れるか、を読ませていただきました。楽しそうなサイトですね。また読ませていただきたいと思います。松本清張さんの本って今読んでも古いて感じがしません。いいですよね。 ...続きを見る |
行間の宇宙 2008/01/09 12:42 |
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my favorite storiesさん、おはようございます。 |
アルトゥール 2007/09/17 08:26 |
アルトゥールさん、こんにちは。今日も暑いですね。 |
my favorite stories 2007/09/17 12:56 |
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